なんで受験勉強するの?世の中はやっぱり学歴主義

予備校

なんでこんなこと勉強しているんだろう?と思ったことが1度はありませんか?「こんなことやったって将来使わないでしょ?」って感じです。実際、大学で使わないものはとっくに忘れ去りました。同じ思いを抱いているあなたに、「なんのために勉強をするのか」について、主観と偏見盛りだくさんでお話ししたいと思います。

 大学は就職のためがほとんど

大学って何するために行くのでしょうね?「大学に行って興味のある分野を専門的に学びたい!」と心の底から思っている人は真に大学に行くべき人だと思います。本来大学とは、「ある特定の分野を専門的に深く学ぶ場所」だからです。でも、ぶっちゃけ、ほとんどの人は就職のために大学に行くのではないでしょうか?

選別の材料に学歴が使われる

今の日本社会では、一度レールを外れると元に戻るのは非常に大変です。「雇われるなんて嫌!自由に生きたい!」と思うのは勝手ですが、「やっぱりダメだったので会社に就職したい」と思っても、なかなか厳しいでしょう。

私が今しているチューターのバイトにも採用面接がありました。バイトの段階で学歴を重視するのは学習塾関連くらいだと思いますが、人はまず学歴で選別されることを実感しました(※もちろん、IT系のように実力主義の職種も中にはあります)。面接に参加していた学生の半分くらいしか採用されず、全員東大や医学部といった難関大が勢ぞろいしていたのですから。

企業にとって、生徒のレベルを測る方法が学歴しかないのは微妙なところです。高学歴=仕事がデキるわけでは決してありません。しかし、高学歴の人は総じて頭がよく要領の良い方が多いのは確かです。仕事の呑み込みも速いですし、1を言えば3を理解してくれます。学歴で選別することに一定の合理性があることは本当です。逆に言えば、良い学歴があれば「より良い条件で就職しやすくなる」ということです。

なぜお金を稼ぐのか

「お金なんか大事ではない!」というのは綺麗事です。国によって価値が保証され、あらゆるものと交換できる機能を有する以上、たとえただの紙切れであっても私たちには必要なものです。楽に簡単にお金を稼げる方法なんてありません。あったら皆やってますよね。しいて言えば、詐欺行為や悪質商材の販売くらいでしょうか。

お金は使うためにあります。あの世に持っていけるわけでもありません。それでも、人は必要以上にお金持ちになろうとします。それは、他人よりもお金持ちでいたいからです。マズローの欲求段階説でいう尊厳欲求(他人から認められたい、褒められたい)にあたります。

マズローの欲求段階説では、人間の欲求を5段階に分けて考えています。生理的欲求(ex.睡眠、食事)→安全欲求(危険から逃れたい)→社会的欲求(人とつながりたい)→尊厳欲求(人に認められたい)→自己実現欲求(自分のやりたいことができる)です。左の欲求が満たされると、人は右の欲求を抱くようになります。

確かにお金がたくさんあれば働かなくて済みますので、自由が対価として得られます。しかし、結局は、尊厳欲求よりも上位の欲求である自己実現欲求を満たそうと人はするのです。

学歴があれば可能性を広げることができる

就職すること以外にもお金を稼ぐ方法はたくさんあります。しかし、自分の可能性を高める手段の1つが「学歴」であることに変わりはありません。「これをやりたい!」と思える仕事が見つかったときに、学歴のために門前払いされないようにしたいですね。

まとめ

「なんで今あなたは勉強をしているのか?」について、社会の荒波に揉まれていないゆとりがお送りしました。身も蓋もないですが、より良く生きる可能性を高めるためです。ここでの頑張りがあなたの今後の人生を決めるのです。

バイトで食いつなぐ生活を送るのか、そこそこの年収を稼いで家族を養っていくのかといったところです。SNSで承認欲求を満たしたり、2chを徘徊したり、ソシャゲをしていても何も生みませんよ?

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