英語の様々な出題パターン別の勉強法や解法を簡単にお話ししたいと思います。パラグラフ整序や和文整序問題の正しい解き方、英作文の書き方や注意点、リスニングのポイント、発音問題の対策方法などを簡単にまとめておきます。参考にしてみてください。
もくじ
パラグラフ整序、挿入問題
必ず何かキーワードがあるはずです。キーワードとは、接続副詞(however, thereforeなど)、代名詞、共通語、時制などです。a⇒the、Tom⇒heなどの流れなどを意識しましょう。
文整序
まずは、整序箇所の前後に注目しましょう。整序する箇所だけで1文が完結しているのかを確かめてください。1文の一部かもしれませんからね。それから、動詞⇒主語の順に決めていきましょう。前置詞などを用いた熟語表現などにも注目ですよ。
英作文
受験で必須の英作文ですが、大きく分けて3種類あると私は考えています。
条件付き英作文は例文力
「何語で書け」、「◎◎を使って書け」などのパターンです。これは、使うべき典型表現を問う問題が多いです。その表現をしっかり書けるか、例文力が問われます。
和文英作は法→翻訳→英作→点検
与えられた日本語を英語にするパターンです。ポイントは設問の日本語を翻訳していかに簡単な文に置き換えられるかでしょう。法(仮定法か否か判断)→翻訳→英作→点検が主な流れです。翻訳力は慣れの部分が大きい気がします。
自由英作は意見→法→翻訳→英作→点検
与えられたテーマについてあなたの意見を40~60語で書けなどのパターンです。これは2の最初に日本語を自分で考える作業がさらに加わりますが、この作業で時間を取られることがあります。
よく問われそうなテーマ(入学したら何したいか等)は予め答えを用意しておくのはもちろん、社会事象に常日頃から意識を向けて考えておくことが案外大事だったりします。この手のパターンは内容よりもミスしない方がどちらかというと大切です。点検を念入りにしましょう。ただ、意外と仮定法かどうかを見落としがちなので条件に注意しておきます。
点検の方法
条件を満たしているか、論理の矛盾はないかなど内容の確認をまずします。その後、時制(時制の一致含む)、複数形、冠詞などの文法の確認をするとよいです。一回で処理しようとすると意外と失敗します。二段階に分けて見直すことをおすすめします。
書くときのポイント
難しい構文を使う必要はありません。難しくするほど、動詞を多く使うほどミスを増やします。不定詞や動名詞など名詞を積極的に活用すると、動詞を気にせずにすむので楽です。
いきなり書かない
いきなり清書せずにまず下書きしましょう。下書きしたら語数を数えます。そして、少し時間を空けてからもう一度見直してみてください。それでもオッケーで初めて清書です。冷静に客観的に自分の解答を見るには時間を空けることが良い方法の一つです。
語数が足りない…or多い…
語数稼ぎには熟語表現を使いましょう。be fond of,be able to等はよく使えます。しかし、10語以上足りない場合は説明を加えましょう。反対に多い場合は、無駄な修飾を消したりしましょう。
リスニング
ポイントで聞く
一瞬たりとも気を抜かずに言っていることを全て理解できたら苦労しません。設問で聞かれていることを把握してメリハリをつけて聞きましょう。また、メモの取り過ぎは禁物です。メモに気を取られて聞き漏らしかねないからです。略語表記などを使って素早く取りましょう。
設問を事前に確認
(1)図を見て答える形式
特徴や違いなどを事前に把握して放送で流れそうな内容を予想しておきます。
(2)後に続く会話文を選ぶ形式
直前の疑問詞や会話全体に注意を払います。答えの選択肢がwhoかwhenかチェックしておくとなお良いですね。
(3)説明文の内容について答える形式
設問文に先に目を通しておきましょう。どのような内容を答えればいいのか把握しておきましょう。
リスニングの勉強法
「少しでいいので毎日聞く」、「聞き流しではなく、意識を傾けて聞く」、「少し難しいと感じる程度の教材で聞いた後、スクリプトで確認」、「理解できるレベルの会話をたくさん聞く」、「シャドーイングをする」等が一般的に効果的と言われています。
isn`t it?が”イズンイット?”、lend meが”レンミー”と繋がって聞こえたりすることに慣れないといけません。もちろん、単語の正しい発音を覚えていないといけませんね。allowを”アロー”と思っていたらいくら聞いてもallow(アラウ)とは聞こえませんから。
英単語
発音、スペリング、意味(1対1ではなく、文中でどういうニュアンスで使われているのかを確認)、品詞など覚えることがたくさんあって大変です。派生語なら-tionは名詞、-alなら形容詞とか言った具合に元の語に接尾辞を付けてあげれば何とかなる場合が多いので問題ないですが、その元の語を覚えないといけません。
語源で覚えるというのも単語によって効果があるのとないのとで分かれます。英単語は日本語読みも効果的ですよね。恥ずかしいという意味のashamedを「アスハメド」とか。発音問題のときは要注意ですがね。
とくに、ゲームをよくやる人は英語に触れることが多いので(エンハンスとかセイクリッドとか)英単語を覚えやすくなりやすいです。というわけで、ゲームしましょう(笑)
発音・アクセント問題
単語学習の際に何度も声に出して体で覚えるのが基本ですが、人間が発音するので自然と発音しやすいルールみたいなものが一部存在します。例えば、awは[オウ]ではなく[オー]、owは[オウ]か[アウ]で[オー]や[アー]ではない、oaは原則[オウ],oarは[オー]と発音するなどといったものです。
アクセントでは、-ic,-graphy,三味線語尾(-sion,-cialなど)で終わる単語は原則直前がアクセント、-ous,-ate,-graphで終わる単語は原則2音節前、-ty(-ity,-ety除く)で終わる単語は原則語頭がアクセント、-tributeで終わる単語はtributeのiにアクセント、-ee,-ooで終わる単語は語尾にアクセントがあるなどといったものです。
見ず知らずの単語の類推や万一発音を忘れた際の保険として知っておくと良いかもしれません。ただし、ルールには多くの例外がありますので依存するのは危険です。あくまで”保険”程度にしてください。慣れればルールを知らずとも勝手に発音できるようになりますから。