読むための英文法を知れ!入試英語やTOEICの勉強法

大学入試やTOEIC試験を受ける方で「英語が読めない!」「長文が苦手です…」と困っていませんか?完全日本育ちで今も英語嫌いな私が、早慶レベルの英語で7割超、TOEICのReadingで300点台を取れるようになった「英語を読めるようになるための英文法」をお話しします。結構長いですがお付き合いください。

これをマスターすれば、英語初心者でも「入試の難解な英語を読めるようになりたい!」「TOEICのReadingでまずは300点の壁を超えたい!」という願いを叶えられるはずです!逆に言えば、これを知らないで英文を読める人はネイティブのように感覚で分かる人くらいでしょう。そうでなければ、適当に読んでいるということですよ。

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はじめにですが、「英語に慣れること」が一番大切だと私は確信しています。普段から英語に触れていないと、英語が苦手や嫌いな方は私のように問題を解いている途中で発狂します。残念ながらこれは慣れるしかないかなと思います。まずは、1日5分でも英語に触れる習慣を作り、慣れてきたら少しずつ一度に取り組む時間を増やしていく方法がベストでしょう。アレルギー治療と同じですね(笑)

もくじ

どうやったら読めるようになるのか

単塾語と読むための文法を覚える

英語も言語なので最低限の単語や熟語表現、文法の知識は必要です。読むための土台ですからね。単語はとりあえず市販の英単語集を1冊マスターしましょう。そこに、問題を解くときに出会った単語を新しく追加して覚えていく形でいいと思います。ただ、覚えるのではなく本文中から意味を類推させるような難単語の場合は覚えなくて結構です。

また、熟語表現とは、put offやin case、so thatなど英文中によく出てくる表現のことで、意味はもちろんのこと、構造解析の手助けとなります。これも単語と同じように、英熟語集を1冊こなしてから新たに追加していく形でいいと思います。そして、読むための文法とは、5文型の知識や関係詞、不定詞、比較といったものです。純粋な文法問題にしか出てこないような文法の知識は要りません。だから、覚える文法の量はそこまで多くないので安心してください。

構造解析する能力

分からない単語がなくても、複雑で読めない英文とはどういうものでしょうか?それは、修飾関係などが複雑で本来の文構造が分かりにくい文のことです。試験では、そんな複雑な英文を読めるようにならないといけません。

そのためには、5文型をしっかり見極められるように日頃から訓練することが何より大切です。英文を読んだときに「ちょっと読みにくいなあ」と感じたところにSVOCなどを書き込んで英文の構造を分析してみましょう。これを続けていると、自然と条件反射のように構造が分かるようになっていきますよ。フィーリングで何とかなるのは中学生までのレベルです。複雑な英文になれば、フィーリングで読んでいると間違いなく誤読しますよ。

速読できるようになりたいですよね。でも、残念ながらそう簡単に読むスピードは上がりません。下手に速く読むとかえって読み間違えたり、何言ってるか分からなくなって結局読み直す羽目になってしまいがちです。

速く読むことよりも、読む英文の量をなるべく減らすことをおすすめします。つまり、ざっと読むところとしっかり精読するところのメリハリをつけるということです。

例えば、「注・出典⇒設問⇒本文の順に読む」、「設問文のキーワードを検索エンジンのように探す」などなどのテクニックを習得することが有効です。ただ、いくら速読できても精読できなければ意味がありませんよね。まずは、精読できるようになってから速読を意識しましょう。

講義1:英語の基本「5文型」

ステップ1:文要素の名称を覚えよう

5文型を理解するには、「文要素」を理解する必要があります。文要素とは、文中でどのような役割を果たしているかを示すものです。これらの文要素によって英文は成り立っています。まずは例文を通して主な文要素と略記号を覚えてしまいましょう。

  • 主語(S):ある動作を行う人やモノのこと
  • 動詞(V):主語が行う動作のこと
  • 目的語(O):動作の対象になるもの
  • 補語(C):補足説明を加えるもの
  • 修飾語(M):詳しい説明を加えるもの

例文1: I visited Kyoto last year. (私は去年京都に訪れた。)

例文1の文要素は、「I」が主語、「visit」が動詞、「Kyoto」が目的語、「last year」が修飾語(副詞)です。visitという動作をするのはIで、last yearは動詞visitを修飾しています。visitの対象はKyotoです。

「私は訪れる」と聞いたら「どこを?」と尋ねたくなりませんか?その「どこを?」にあたるのが目的語です。日本語で「~を」と訳しますが、「食べる」なら「何を?」「招待する」なら「誰を?」といった感じです。例文1では「~に」と和訳されていますが、「~を」としても意味が通じるので目的語です。

後で触れますが、visitのように、目的語を必要とする動詞を「他動詞」と呼びます。反対に、「行く」のように、目的語を必要としない動詞を「自動詞」といいます。「行く」なら「どこに?」とは聞きますが、「どこを?」とは聞きませんよね。

例文2: I am a teacher.

英文2の文要素は、「I」が主語、「am」が動詞、「a teacher」が「補語」です。a teacherを目的語とすると、「私を先生である。(?)」となり、意味が通じませんね。つまり、目的語ではありません。

しかし、もしa teacherがないと「I am.」となって意味がよくわかりませんよね。動詞amは、目的語は不要だけどそれだけでは説明不足なのです。だから、その意味を補足してあげる役割こそが補語なのです。

ただ、補語の概念は最初のうちはよくわからないと思いますので、今はなんとなくで結構です。「意味を補足してあげる役割が補語なんだ」程度で十分ですよ。

ステップ2:5文型

以下の5つがいわば英文の基本形です。どれだけ複雑な英文であったとしても、修飾関係に注意すれば、基本的に以下のどれかに当てはまります。

文型を見極めるヒントは動詞にあります。どの文型でどの動詞が使われるのかを意識してくださいね。なお、修飾語Mは文型に関係ありません。ただ、文型は現在形の能動態で考えるのが基本です。受動態のときは頭の中で能動態に直して考えましょう。受動態は、能動態の目的語を主語にするものなので、第3~5文型ですね。

第1文型:SV
例文3:I am at the station now.
例文4:I walk in the park.

補語も目的語も必要としない「完全自動詞」または存在の意味を表す「いる、ある」の意味でのbe動詞が使われます。後にMがくる場合がほとんどです。

第2文型:SVC
例文2:I am a teacher.(再掲)
例文5:This idea sounds good.

目的語は不要だが補語を必要とする「不完全自動詞」もしくは、be動詞が用いられます。look、feel、seem、sound、smellといった知覚動詞系やget、goなど(例:go bad)変化を表す語に多いです。

第2文型ではS=Cの関係性が成り立っています。第3文型との違いはここです。

第3文型:SVO
例文1:I visited Kyoto last year. (再掲)

目的語は必要だが補語を必要としない「完全他動詞」が用いられます。他動詞(目的語を必要とする動詞)のほとんどは第3文型です。

第4文型:SVOO
例文6:I bought him a watch

直接目的語(主に人)と間接目的語(主にモノ)の2つの目的語をとれる「授与動詞」が用いられます。buy,get,sellなど頻出の授与動詞は覚えましょう。

第5文型:SVOC
例文7:I found a new game difficult.

補語と目的語両方を必要とする「不完全他動詞」が用いられます。make、findなど第5文型で使われる動詞が文中で出てきたら真っ先に第5文型を疑ってください。

また、force、oblige、enable、tellのようなSVO to doの形をとる動詞も似たようなものとして覚えておきましょう。

自動詞+前置詞で他動詞のはたらきをするものや、他動詞+前置詞で自動詞としてはたらくような句動詞があります。例えば、look atで他動詞のはたらき、take offで自動詞のはたらきをします。例えば、look at a birdならbirdがO、look atがVとなるのです。

ステップ3:語、句、節って何?

今後の説明で使いますので語・句・節の概念を先に説明しておきます。

  • 語:単語1語のこと。bookなど。
  • 句:2語以上のかたまりだが、主語と動詞は含まれていないもの。in Tokyoなど。
  • 節:句と同じように2語以上のかたまりだが、主語と動詞が含まれているもの。関係代名詞など。
要するに、どこまでを「ひとかたまり(1つのはたらき)」とするかによる違いです。言葉の意味が分からなければここに戻ってきてください。

ステップ4:品詞とは

単語には品詞という概念がありますね。各品詞がどういうはたらきをするのかを確認しておきましょう。とくに、形容詞と副詞です。

  • 名詞:モノや状態などの名前
  • 形容詞:名詞を修飾する(限定用法)、補語として補足説明する(叙述用法)
  • 副詞:形容詞と動詞、副詞を修飾する
  • 前置詞:名詞の前におき、意味を加える
  • 接続詞:文と文をつないで1つの文にできる
1文1動詞が英語の原則ですが、接続詞(and,butなど)を使うことで1文で2動詞以上を用いることができます。

例文7:I found a new game difficult.(再掲)

この場合、形容詞newは直後の名詞gameを修飾していますので限定用法ですが、形容詞difficultはa new gameの補語として補足説明を加えています。

1語で修飾するときは、修飾したいものの前に置き、2語以上で修飾するときは後ろに置くのが原則です。(somethingなど例外あり。)

ステップ5:品詞のはたらきをする句・節

句や節でも、単語と同じように品詞のはたらきをします。主な代表例を覚えておきましょう。

  • 名詞句:不定詞の名詞的用法、動名詞など
  • 名詞節:疑問詞節、that節、「~かどうか」のif/whether節、感嘆文など
  • 形容詞句:不定詞の形容詞的用法、前置詞句、分詞など
  • 形容詞節:関係代名詞、関係副詞など
  • 副詞句:不定詞の副詞的用法、前置詞句、副詞的目的格、分詞構文など
  • 副詞節:if節、when節、whether節、before節など
I don`t know if he will come to my party.のように「~かどうか」という意味で使われるif、whether節は名詞のはたらきをします。名詞節のときは、未来のことでもwillを使ってよいのでしたね。

分詞とは
例文8:The man driving the car is my brother.

例文8のdrivingのように動詞が変化したものを分詞といいます。動詞の名残があるために、分詞の後に分詞の目的語(the car)をとることができます。この例では、driving the carまでがひとかたまりとなり、形容詞句として名詞The manを修飾しています。

同じはたらきをする句と節は言い換えが基本できます。The man driving the car(分詞=形容詞句)はThe man who drives the car(関係代名詞=形容詞節)のように言い換えることが可能です。

前置詞句とは
例文9:I played soccer in the park.
例文10:It looks like a bird.

前置詞句とは、in the parkやof the bookといった、前置詞+名詞でできた句のことで、副詞や形容詞のはたらきをします。この名詞は、目的語のように関係代名詞の先行詞や疑問詞の対象などになれます。例文9は、in the parkが動詞playを修飾する副詞のはたらきをする第1文型です。例文10は、like a birdが形容詞として補語のはたらきをする第2文型です。(後述)

副詞的目的格とは
例文1: I visited Kyoto last year. (再掲)

例文1でlast yearは動詞を修飾する副詞の役割をもちます。しかし、last yearは明らかに名詞です。副詞にはなりませんよね?でも、実は名詞には副詞的目的格という用法が存在します。なんと名詞なのに副詞のはたらきをしてしまうのです。時、方法、程度、空間などによく使われます。

I am ten years old.(程度)
I walked a mile.(空間)
あと、three times(比較の倍数表現)、that way(そのように)などが有名です。

ステップ6:文要素になれる条件

ステップ1で覚えた文要素は、それぞれなれるものが決まっています。「あたるもの」と表現していますが、語だけでなくステップ5のような句でも節でもよいからです。この文要素はどの品詞しかなれないのかをおさえてください。

  • S:主語…名詞にあたるもの
  • V:動詞…一般動詞、be動詞
  • O:目的語…名詞にあたるもの
  • C:補語…名詞にあたるもの、形容詞にあたるもの
  • M:修飾語…形容詞にあたるもの、副詞にあたるもの

例文10:It looks like a bird.(再掲)
例文11:To play baseball is a lot of fun.
例文12:The bag he gave me is very expensive.
例文13:I found playing soccer wonderful.

5文型を踏まえたうえでステップ4~6を合わせると、英文の全貌が見えてきます。例文10では、前置詞句like a birdは形容詞句として補語のはたらきをする第2文型。例文11では、不定詞の名詞的用法が名詞句として主語となっている第2文型。

例文12では、形容詞節の関係代名詞が名詞The bagを修飾してThe bag…meで主語となっている第2文型。例文13では、名詞句の動名詞が目的語の第5文型。

ね、基本は5文型なのですよ。

講義2:その他文法

英文を読むうえでカギとなる文法を解説します。

ステップ1:関係代名詞の仕組みを理解

関係代名詞を見抜くには、「先行詞はどれか」「どこまでか関係代名詞節か」などを見極めることが必要です。元の2文に分けてみてどこに先行詞が入るのかを確かめる作業をしてみるといいですよ。

2文を1文にまとめる接続詞のはたらき
文1:I met her brother last week.
文2:He is very tall. 

しかし、「私は先週彼女の兄に会った。彼は背がとても高い。」なんてわざわざ言いますか?”彼女の兄=彼”なのですから「私は先週、背の高い彼女の兄に会った。」と言った方が楽ですよね?

このように「彼女の兄」という名詞を「背がとても高い」と修飾することで(名詞を修飾する形容詞のはたらき)、2文を1文にすることは英語でも見られます。それこそが「関係詞」の正体なのです。先ほどの2文をまとめるイメージはこのような感じになります。

(1)2文をandでつなげる
I met her brother last week.And he is very tall.

(2)修飾したいher brotherと同じモノを指す文2のheを先頭に移動
→I met her brother last week.And he is very tall.

(3)文要素や名詞の種類から判断してAnd+heを適切な関係詞にする
→I met her brother last week.Who is very tall.

修飾するのですからher brotherとheが同じものを指すのは当たり前です。だから、heは消してしまうのですね。heは元の文では主語のはたらきでしたから、関係詞は主格のwhoとなります。もしも目的語なら目的格のwhomとなりますね。

(4)修飾したい文1の箇所の直後に突っ込む。
→I met her brother who is very tall last week.

次に、所有格の例を見てみましょう。

文3:I look up a word.
文4:I don’t know its meaning.
→I look up a word whose meaning I don’t know.

※イメージ※
I look up a word. And I don’t know its meaning.
⇒I look up a word. And its meaning I don’t know. (前に移動)
⇒I look up a word. And whose meaning I don’t know.(所有格なのでwhose)

先行詞のa wordを指す代名詞の所有格itsが関係代名詞となりますが、itsがかかるmeaningも道連れして前に出てくるので注意です。its meaningで1つのかたまりなのでバラバラにするわけにはいかないからですね。

かたまりを分解してはいけない

前に持ってくるときにかたまりを分解してはいけません。先行詞とともに句をつくるものも巻き添えとなって前に移動します。

例1:My father gave me a house in which I live.

My father gave me a house.+ I live in the house.で、in the houseが1つのかたまりですね。

例2:He read a book the title of which I don’t know.

He read a book. + I don’t know the title of the book.で、of the bookで1つのかたまりですね。

連鎖関係詞
例:The woman who I thought was Chinese is Japanese.

このような関係詞は連鎖関係詞節と呼ばれ、主格の関係詞を省略できます。

The woman is Japanese.+I thought the woman was Chinese.とイメージすれば難しくありません。

ステップ2:関係副詞

関係副詞は、接続詞と副詞を兼ねたもので、仕組みは関係代名詞と同じです。

文1:My father gave me a house.
文2:I live in it.
→My father gave me a house where I live.

関係代名詞の場合はit(=the house)のみを関係詞に置き換えましたね。「代名詞」なので当たり前ですけど。しかし、関係副詞の場合は副詞の代わりになるので前置詞句in itを関係詞で置き換えるのです。My father gave me a house and in it I live.と考えれば分かりますよね。

ステップ3:疑問詞節

尋ねたいことを疑問詞に変えて文頭に持ってくるのが疑問文でした。その疑問文そのものを目的語などとして使う用法です。一般的な疑問詞は以下のようなものがあります。

  • what:一般的なことやモノを表す
  • who:主格(=主語の役割をする)の人を表す
  • whom:目的格(=目的語の役割をする)の人を表す
  • how:「方法」や「程度」などを表す(基本的には形容詞が副詞)
  • where:「場所」や「場合」(=case)を表すもの
  • when:「時」を表すもの

疑問文の作り方をおさらい
例:He played tennis yesterday in the park.

tennisを尋ねたいとします。まず、tennisは一般的な”モノ”であり目的語なのでtennisの部分を疑問詞whatにします。そして、「強調」するために文頭に疑問詞を移動して倒置させるのでしたね。

※イメージ※
He played what yesterday in the park.
What did he play yesterday in the park?(文頭に移動+倒置)

また、Iを尋ねたいときはどうでしょうか? Iは人を表し、文要素は主語ですから疑問詞whoに変えます。しかし、元々文頭なので倒置は不要ですからそのまま?をつけて完成ですね。

※イメージ※
Who played tennis yesterday in the park?

同様に、yesterdayを尋ねたいなら、yesterdayをwhenに変えて文頭に、in the parkを尋ねたいならin the park(副詞)をwhereに変えて文頭に持ってくるだけですよね。

もしI saw him last week.のhimを尋ねるときは、himは目的格なので疑問詞はwhomとなります。だから、Whom did you see last week?となりますよね。しかし、whomの代わりにwhoが用いられることが最近多いそうです。

疑問詞節
I don’t know where he played tennis yesterday.

疑問詞節では、文頭に疑問詞を移動するときに倒置をしません。疑問文ではないので相手に尋ねるために強調する必要がないからです。疑問詞節は、目的語などとしてはたらく名詞の役割を持ちます。

ステップ4:不定詞の用法の違いを見抜くには

不定詞は用法によって名詞、形容詞、副詞になるので注意が必要です。

1.名詞的用法

一番わかりやすいのはこれです。to doで名詞のはたらきをします。つまり、S、O、Cの位置におけるということですね。

To play tennis is fun.(S)
I like to read a book.(O)
It enabled us to wash dishes quickly.(C)
2.形容詞的用法

形容詞のはたらきをするので名詞のあとにくる場合がほとんどです。形容詞的用法のいくつかの特徴をおさえておきましょう。

特徴1:V⇒O関係がある
I want something cold to drink.(何か冷たい飲むものがほしい)

このとき、coldと不定詞to drinkは形容詞として名詞somethingを修飾しています。確かにdrinkとsomethingにV⇒Oの関係がありますね。

1語で修飾するときは、修飾したいものの前に置き、2語以上で修飾するときは後ろに置くのが原則です。(somethingなど例外あり。)

特徴2:S⇒V関係がある
There is no one to help me.

確かにoneとhelpにS⇒Vの関係がありますね。

特徴3:同格関係
I have enough time to do my homework.

この場合、timeとto do my homeworkが同格の関係にあることが分かりますね。

3.副詞的用法

文頭や文末にある場合がほとんどです。「~ために」と訳すことが多いですが、「結果」などの特殊な場合もあります。文法書で確認しておきましょう。

I bought an egg to make a cake.

ステップ5:分かりづらい比較をマスター

比較では、「何と何を比べているのか」「比べる基準は何か」に注意しましょう。また、as(同じ程度に)…as(~のように)の後ろのasやthan(~よりも)は接続詞と考えてもらって結構です。接続詞よりも後の文では前の文と共通したものが省略されていることが多いですので気を付けましょう。何が省略されているのかを考えて読むと比較を理解しやすくなりますよ。

She is as kind to her sister as she is to you.

後ろの文を復元して完全な文にしてみると、She is kind to you.となります。そう、kindが比較の基準ですね。また、比べている対象は、前の文と後の文で違うところです。そう、to her sisterとto youを比べています。つまり、「彼女はあなたと同じくらい妹にも親切だ」という意味ですね。

It is as complex as it is serious.

後ろの文を復元してみると…あれ、すでに完全な文ですね。前の文はIt is complex.で、後ろの文はIt is serious.です。これは、比べる基準が「程度」だと考えましょう。つまり、「complexの程度」と「seriousの程度」を比べていると考えるのです。よって、「それは深刻で複雑なものだ」という意味になります。

A whole is no more a fish than a horse is.

かの有名なクジラの公式です。これも後ろの文(than以下)を復元してみましょう。前の文がA whole is a fish.とa fishがCの第2文型であることを考慮すれば、後ろの文はA horse is a fish.になりますよね。つまり、比較の基準はa fishの程度で、比較の対象はa fishとa horseと分かります。「くじらが魚である程度」と「馬が魚である程度」を比べているということです。よって、「馬が魚でないのと同様にくじらは魚でない」という意味になりますね。

I spent not more than 10000 yen.

こういうのは、not more thanで「~以下」という熟語だと覚えてしまった方が早いので熟語表現として覚えてしまいましょう。意味は、「私は10000円以下使った」となります。

熟語表現系
パターン1 not more than
The bag is not more than 1,000 yen.(そのカバンは1000円以下だ)
そのカバンは1000円より高くはない
=そのカバンは1000円以下だ

これは問題ないでしょう。副詞notの働きは否定です。1000円より高いという事実を否定しているだけです。

パターン2 no more than
The bag is no more than 1000 yen.(そのカバンはたった1000円だ)

では、これはどうでしょうか。「noも否定なんだから1と同じ意味じゃないの?」と思ってしまうかもしれません。ですが、意味はまったく違ってきます。
noもnotと同じように否定の意味合いがあるので1と同じように「1000円より高いという事実」を否定します。しかし、noはさらにthanの「~よりも」という「差」の意味合いも否定してしまうのです。差を否定するので要するに「同じ」ということになります。上記をふまえるとこうなりますね。

そのカバンは1000円より高くはない。(notと同じ)
⇒そのカバンは1000円で高くはない。(thanの打ち消し)
=そのカバンはたった1000円だ。

話者はそのカバンを高いとは思っていません。むしろ、安いと思っているのです。よって、「たった」、「せいぜい」のonlyの意味合いになります。

同じように考えると、no less than~でas much(many) asの意味になります。ここでは、強調の「~も」です。「そのカバンは1000円もする」といった具合です。

There will be no more than 10 students.
10人以上もいないだろう
⇒いても10人だろう
=せいぜい10人だろう

このように後に数量がくる場合、moreならat most(せいぜい)に、lessならばat least(少なくとも)の意味になります。

ステップ6:その他

1:省略
I want to play baseball and (I want to play) soccer.

前後と同じ内容など、言わなくても分かるだろうと書き手は思うから省略します。どこまでが省略されているのかを考えて読みましょう。

Please tell me how to get to the station.
実は、疑問詞+to不定詞系は、元々how I am to get…とbe to不定詞表現で「~すべき」の意味でした。ここでのhowは「方法」を示す疑問詞です。でも、今ではI amは省略されて用いられます。このように、節内の(とくにwhenなどの副詞節に多く、文の主語と一致している場合に限る)主語+be動詞は省略されることがあります。

2:セミコロン(;)

;の後ろに接続詞がなくても2文を結ぶことがあります。そのときは;をfor(というのは、…だから)、butなどとして考えます。
ただし、コロンやカンマに近い用法で使われることもあります。

講義3:例題

さて、では実際にこれらの知識を使って構造分析をしてみましょう。以下の手順に沿ってやるとやりやすいと思いますよ。

  1. 動詞から文型を決める
  2. 修飾関係に気を付けて分析
  3. 省略、同格、品詞などを疑う

例題1

I found a book which he bought me useful.

まずは文型からでした。文型を決める鍵は動詞です。では、動詞はどれでしょうか。foundとboughtがありますが、1文に動詞は1つのみです。あとは、関係詞や接続詞を疑うのでした。接続詞はなさそうですね。というわけで、boughtは関係詞whichの中と判断できてfoundに決まりです。

findは他動詞で第3~5文型のどれかです。ここで、findは第5文型(SVOC)の常連さんなので真っ先に第5文型(SVOC)を疑いましたか?そうだとすると、C(補語)はusefulではないかと予想がつきます。

C(補語)は、名詞もしくは形容詞のはたらきをするものしかなれませんでした。usefulは形容詞なので問題ありませんね。

関係詞whichがあります。先行詞は迷わずとも前のa bookですね。関係副詞ではなく関係代名詞は明らかですので、先行詞は名詞です。必然的にa bookしかありません。では、どこまでが関係詞節でしょうか。boughtまで?meまで?usefulまで?

では、関係代名詞を元の文に戻したときで考えてみましょう。(a book戻す前)

(1)boughtまでのとき、He bought.

(2)meまでのとき、He bought me.

(3)usefulまでのとき、He bought me useful.

ですね。これに、先行詞a bookが入ってくるわけです。(3)はもはや意味不明ですよね。buyは第3文型(SVO)か第4文型(SVOO)のどちらかなはずです。それなのに、形容詞usefulが紛れ込んでいます。形容詞は名詞を修飾するのですが名詞はmeしかなく、あり得ません。1語なら原則、名詞の前に形容詞は置かれることからもおかしいといえます。(2語以上なら後に置いて修飾するのが原則。)

(1)なら、a bookを戻すと、He bought a book.となり、よさそうですね。(2)なら、He bought me a book.となり、こちらもよさそうです。では、全体で見て判断しましょう。

(1)なら、

I found a book (which he bought) me useful.

ですね。すると、SVOOCという形になっていることが分かりますか?そんな文型はありません。となれば、答えは

I found a book (which he bought me) useful. (彼が買ってくれた本は役に立つものだと気付いた)

O(目的語)は、a book…meで、C(補語)はusefulの第5文型ですし、意味も通じますね。

※Oが長い場合は、Oの前にCが来てSVCOの形になることもあります。

例題2

The population of Osaka is larger than that of Kyoto.

例題1よりは端折って説明します。まず、第2文型は明らかですよね。be動詞があるので第1文型(SV)か第2文型(SVC)しかあり得ません。さらに、largeという形容詞がisの後にあるのですから。修飾する名詞はないので限定用法(名詞を修飾する形容詞)ではなく、叙述用法(補語で用いる)と分かります。したがって、C(補語)なので第2文型一択です。

主語は名詞しかこれません。ここで、前置詞句of Osakaはthe populationという名詞を修飾する形容詞のはたらきをしていることが分かりますか?よって、The…Osakaで名詞としてはたらき、主語となります。

さて、比較があるので、何と何をどう比べているのか把握しましょう。thanを接続詞と考えると、that of Kyoto(前置詞句of Kyotoはthatを修飾する形容詞)という名詞しかありません。比較では省略や倒置がオンパレードでしたので、まずは省略されている言葉を戻してあげましょう。

The population of Osaka is larger than that of Kyoto (is large). (大阪は京都よりも人口が多い。)

ですかね。比較したい対象は、the population of Osakaとthat(=the population) of Kyotoで、どっちがlarge(多いか)かで比べていると分かりますね。

例題3

I practice tennis every day at the park to win a prize.

every dayは名詞ですが副詞的目的格の代表例ですから、すぐに動詞practiceを修飾する副詞と分かります。

前置詞句at the parkは形容詞か副詞のはたらきをします。tennisを修飾するのはおかしいですよね。よって、動詞practiceを修飾する副詞です。

問題は不定詞to win a prizeです。ここで、文型は第3文型なので不定詞はOやCのような文要素ではなく、修飾語と判断できます。よって、修飾できる形容詞的用法か副詞的用法のどちらかです。形容詞的用法ならば、直前の名詞the parkを修飾しますが、the parkとwinにSV関係やVO関係、同格関係はありません。つまり、副詞的用法で決まりです。動詞practiceを修飾していますよね。

したがって、答えは、

I practice tennis <at the park> <every day> <to win a prize>.(賞をもらえるように、毎日公園でテニスの練習をしています。)

難しい文になったとしても、こういう風に分析していけばなんとかなります。練習あるのみですよ!

おまけ

受動態

受動態として前に出せるものは、目的語Oです。第4文型SVO1O2のときは、第3文型にしたときにto型となるものは両方とも、for型となるものはO2のみがなれます。

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