テストで塾を休む人は受験で失敗する?正しい計画の立て方とは?

残念なことに、テストを理由に塾を休むという生徒さんが非常に多いです。学校のテストがいつあるのかは事前に分かっているはずですから、私からすれば「計画性のないバカです」と宣言しているようなもの。受験は長期戦です。計画が立てられない人は受験で失敗します。

一夜漬けがスゴいという謎の風潮

そういえば、高校時代のクラスメイトは、「一夜漬けだから今日のテスト厳しいわ~」とよく宣っていました。中には、朝漬け(浅漬けではありません)という猛者もいましたね。

しかし、それは何もスゴくありません。確かに「短時間で勉強を済ませた」という意味では称賛に値しますが、「計画性がなく、追い詰められないとやれないバカです」と公言しているだけです。あとは、万一テストで失敗したときに自尊心が傷つかないよう、逃げ口を用意するためでしょうか。(いわゆる「セルフハンディキャップ」です)

ご存知の通り、受験勉強は学校のテストとは比にならないほど量が多いです。一夜漬けなんて不可能です(笑)。だからこそ、手遅れにならないように今から計画的に勉強を始めることが大切なのです。闇雲にその日の気分で勉強しているだけでは、学習にムラが生じてしまいますからね。

計画はトップダウンアプローチで立てる

現在地と目的地の確認

計画を立てるといっても、何からすればよいのでしょうか。まず一番先に行ってほしいことは「現在地の確認」です。ある場所に行きたいとしても、今自分がどこにいるのか分からなければどうしようもないですよね。要するに、今のあなたの学力状況を把握する作業が「現在地の確認」です。模試の結果などを活用すると、あなたの学力レベルを客観的に判断することができるのでとてもおすすめです。

次に、「目的地を確認」します。つまり、「どのレベルまで学力を引き上げるか」という目標を設定する作業です。このとき、期限も合わせて設定すると計画が立てやすくなります。例えば、「10月の模試までに偏差値を5引き上げる」などですね。

最後に、現在地から目的地にたどり着くためにやらねばいけないことを全て洗い出し優先順位を付けていきます。これが、いわば全体計画となります。これをもとに、1日ごとの計画を立てていきましょう。

計画が選択肢を決める

人は選択肢が多いとなかなか行動に移せないと言われています。確かにやることが多すぎると、どこから手を着けてよいのか分かりませんよね。そこで、「今日はこれだけやれば問題ない」と選択肢を1つに決めてあげるわけです。すると、色々頭の中で迷わずに済みます。

1日の計画は具体的に

例えば、「今日は英語の復習をする」という計画。申し訳ないですが、これは1日の計画とはいえません。なぜなら、選択の余地が大きいからです。「1学期の読解テキストのchapter1を復習する」のように具体的に決めることではじめて、選択肢を決めることができるわけです。

計画は定期的に見直す

計画通りに進むように努力してほしいものですが、計画通りに物事が全て進めば苦労しません。週に1日は予備日を用意しておく余裕が欲しいですね。定期的に進捗状況を確認して今の到達度を把握し、必要に応じて計画を修正しましょう。「ここまでやったんだ!」と、モチベーションの維持にも一役買ってくれるはずです。

計画は願望ではない

焦る気持ちは分かりますが、1日に詰め込みすぎてはいけません。「今日は数学の問題集○○をp1からp100まで終わらせる!」といった無謀なものは、計画ではなく願望です。かえって、量の多さにやる気を損なう恐れや計画を達成できなかった己に嫌悪を抱く可能性があります。あくまでも現実的なものにしましょう。

彼女が欲しい!と思うだけの人は永遠に独り身

しかし、計画を立てて満足するだけではいけませんよね。実際に、その計画に従って行動が伴わなければ、その計画は無意味なものとなります。行動あっての計画です。彼女(または彼氏)が欲しいと思っているだけでは、彼女はできないことと同じ理屈です。

実際に彼女ができるかどうかの分かれ目は、「彼女が欲しい!と思うだけの人」か「彼女が欲しいので、自分を磨きつつ合コンに参加する人」かということです。要するに、口先だけでなく、実際に行動に移すことができるかが非常に重要というわけです。

計画はあくまで道を作るだけです。その道を歩んでいかなければ、意味がありませんよね。実行あっての計画だということをくれぐれも忘れないでください。

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