2択でもう迷わない!現代文の設問の解き方

設問の解き方を知ると、得点が伸びますよ

現代文で「2択にまでは絞れるんだけど、その2択をいつも外してしまう…」「本文の内容は分かるんだけど、記述がどうしても苦手…」という経験ありませんか?たとえ本文をきちんと読めていたとしても、選択肢をしっかり読めていないと、残念ながら得点には結び付きません。そこで、得点につなげるための「設問の解き方」についてお話ししたいと思います。これを知っているだけで得点がアップすると思いますよ!

選択式

 根拠は本文中にある

私がよくやってしまっていたのは、2択にまで絞れてもそこから絞れないということでしたね。たいてい選ばなかった方が正解だったという(笑)。でも、現代文の問題を解くための根拠は必ず本文にあります。あなたの経験や意見を勝手に入れてはいけないのです。あなたの経験や意見が筆者の主張と一致しているとは限りません。あくまで本文中から根拠を探すようにしましょう。

でも、選択肢も非常に巧妙に作られていますよね…合っているものを選ぼうとすると「あれ、どれもよさそう…」となることが多いです。そういうときは、明らかに間違いがあるものを消去して選んでいきましょう。もちろん、自信があるときはいきなり選んでしまって全然大丈夫ですけどね。

2択で迷ったら、○◎の視点と設問文

2択で迷うときは、より良い方という視点と設問文の吟味

ところで、2択で迷うときって◎の選択肢と〇の選択肢の場合ということがよくあります。「○の選択肢はAについてしか触れてないけど、◎の選択肢はA,B両方に触れているからこっちのほうがより良い」といった具合に、どっちの方がより良いかという視点が必要になってくることもありますよ。

また、設問文はしっかり読みましょう。選択肢の言っていることは確かに合っていても、設問文の指示に合っていなければその選択肢は間違いなのです。例えば、「…の理由は何か」と聞かれていたら、どんなに選択肢の内容が正しくても「理由」でなければダメなんですよね。あとは、「絶対」といった限定ワードにも要注意ですよ!!

設問の選択肢を先に読む必要はない

本文のおおよその内容を把握するために、本文を読む前に設問文の選択肢を読む必要はありません本文から抜き出した文を適切な箇所に挿入する問題があるかどうかをチェックするだけで十分です。その場合は、どのあたりに挿入すべきなのかを本文を読みながら探し当てた方が効率的だからです。

たとえ、一度先に選択肢を読んだとしても、本文を読み終えた後に選択肢の内容を完璧に覚えていることは難しいです。結局、また選択肢を読むことになるので二度手間になってしまいますよね。また、選択肢を先に読んでしまうと、誤った選択肢の内容が頭の中に入ってきてしまい、変な先入観を持ってしまう恐れもあります。

設問に出会ったらその場で解く

本文を何度も何度も読み直すことほど時間がかかることはありません。本文をざっと一回読んでから設問に答えるのではなく、設問と出会ったらその場で解くようにしてみましょう。もし分からなければもっと先に解答の手がかりがあるかもしれません。深く考えずにどんどん先を読み進めていきましょう。

記述式

説明問題は言い換えが必要

説明では、専門用語を言い換えて平易な表現にすることが必要です

「○○について説明しなさい」など記述で解答するときは該当する本文中の主張について書けばよいのですが、本文中で使われる分かりにくい専門用語は平易な表現に言い換える必要があります。これができていない人が多いですね。「説明」なのですから、専門用語を入れていてはダメですよ。

要約は主張を多く盛り込む

また、要約を書くときは、主張を多く盛り込んで譲歩や具体例など無駄なものをそぎ落とすことが基本です。さらに、二項対立を意識しながら書くとよりよいですよ。要約は訓練あるのみです。これらを意識して要約をたくさん書いて、できれば先生に添削してもらって修正していくという作業を繰り返すことが必要です。

まとめ

デキない人は、本文だけをよく読みます。でも、デキる人は本文だけでなく設問文もよく読みます。設問文や選択肢を適当に読んでいたのなら、それを改めてみるだけで得点アップにつながると思いますよ。

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