脱フィーリングの現代文の勉強法

現代文の解き方を学ぼう

現代文の勉強法は、問題演習を通して現代文の解き方を身に付けることです。でも、その解き方がよく分からないですよね…そこで、理系の私がおすすめするフィーリングではなく論理的に解く方法をお話しします。私はこのおかげでセンター現代文の得点率が6割から8割5分になんと2割超も伸びましたよ。成績が伸び悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

論説文は主張をおさえる

主張をおさえる

筆者はなんで文章を書くのでしょうか?それは、筆者は何か「主張(いいたいこと)」があり、文章を通じてその主張を読み手に理解してもらいたいからです。つまり、本文を理解するには、その主張をおさえることが必要になってきます。ただ、その説明が分かりやすいとは限らないのが困ったものなのですが…( ;∀;)

ともかく、本文中に散りばめられている筆者の主張を見つけ出して、それらの内容を理解していけばいいわけですね。

主張は本文のどこにあるのか?

主張はどこにあるのでしょうかところで、筆者の主張は本文のどのあたりに書かれているのでしょうか?文章の最初や最後はもちろんですが、「本文中に何度も繰り返されている内容のもの」、「つまりなど」の後、「普通の考えとは異なる意見」、「具体例の前後」、「たしかに…しかしなどの後」、「筆者が疑問文などで問いかけているところ」、「数字で列挙しているところ(一つ目は、二つ目はなど)」なども主張になりやすいところですね。

繰り返しますが、筆者のイイタイことを私たち読み手に納得してもらうために筆者は文章を書いているのでした。イイタイことは何度でも言いたいはずですし、一般的に知られている意見をわざわざ本を書いてまで主張しようと思う人はまずいませんよね?

また、具体例は説明を分かりやすくするときによく使うと思います。わざわざ具体例まで用いて読み手に分かってほしい内容ということは、主張である可能性が高いです。筆者にとってどうでもいい内容ならばわざわざ具体例を使ったりしませんよね。

さらに、譲歩表現や問いかけの疑問文もポイントです。筆者としては、批判をなるべく避けたいですから、「反対意見があることも知ってますよ~」ということをあらかじめ読者に知らせるために譲歩を使います。わざわざ譲歩を使ってまでイイタイことなのですから主張ですよね。そして、疑問文は「これについてどう思う?」と話の中心にしたい内容を読み手に問いかけるために使うので、主張に関連する内容であることは間違いありません。

小説文は原因とその後の行動に注目

感情には原因がある小説文って登場人物の気持ちや心情に関する設問が多くを占めていますよね。でも、私には登場人物になりきって考えるというのがどうも上手くできませんでした。だって、登場人物と私は別物ですもん(言い訳)。

感情が生まれるのには必ず原因がある

例えば、あなたが友達にからかわれたとしましょう。そのとき、あなたはどう思いますか?からかわれたことがショックで悲しい気持ちになれば、「ふざけんなよ!」と怒るかもしれません。はたまた、いつもの軽いやり取りで何とも思わないかもしれないですし、罵倒されて嬉しいなんて場合もあるでしょう(最後は稀ですね)。

私たち人間は何もないのにいきなり感情が沸いてくることはありません。何らかの原因が必ずあるはずです。さっきの例では、「友達にからかわれた」のが原因ですね。

同じ原因でもどう感じるかは人によって違う

しかし、たとえ原因は同じでも人によってどう思うかは別なのです。それなのに、「からかわれたら怒るに決まっている!」と決めつけてしまうと、小説の問題は一向に解けるようにはなりません。もはや、ただのギャンブルです。あなたと登場人物(要は作者)が全く同じ感情を抱くとは限らないのです。

感情が生まれるには原因がある

では、どうやってその感情を見抜くのでしょうか?試験問題ですから答えが1つに絞ることができるように問題文の中に解答を導くためのヒントが散りばめられているはずです。そのヒントとなるのは、「その後の行動」を見ることなのです。

その後の行動で感情が分かる

先ほどの例を再びもってきましょう。友達にからかわれて悲しいと思った場合、どのような行動をとるとあなたは思いますか?そうです、落ち込んだり泣いたりしてしまうなどといった行動が考えられますよね。まさか、友達に殴りかかったりはしません。それは、怒りの感情ですから。

このように、その後の行動を見ればどのような感情を登場人物が抱いているのかが論理的に把握しやすくなります。ただ、行動が本文中に示されていない代わりに、「雲がどんよりとしている」などのような背景描写で登場人物の気持ちを表していることもありますので注意してくださいね。

登場人物の心情に関する設問を解くときには、原因⇒行動の2つを意識してチェックしてみるようにしてみましょう。もちろん、心情を問う以外の問題も出題されると思います。そういう問題は、論説文と同じようにして解いていけばいいだけですよ。

まとめ

論説文は主張を見つけて理解することです。また、小説文はあなたがどう思うかではなく、原因とその後の行動から登場人物の心情を論理的に把握することが大切です。

2択で迷うときはどうする?

古典の勉強のコツ

英文読解にこそ確かな文法力が必要?

数学は暗記か?

広告
カテゴリー別記事一覧
広告
トップへ戻る