力学・化学・古典のコツや勉強法を紹介

力学と理論化学は得意でしたが、後は苦手でした。本当に理系なのか自分でも怪しいです。そんな私ですが、微積物理など「これはやりやすかった!」というおすすめな解き方をいくつか紹介します。

熱化学方程式はエネルギー図で解こう

熱化学方程式のエネルギー図が苦手な人って意外と多い気がします。エネルギー図を使わなくても方程式のままで解くことは可能ですが、複雑になればなるほど時間がかかってしまいます。いちいち方程式を書くのも大変ですしね。そこで、ぜひエネルギー図を活用してほしいと思います。エネルギーの低い順に酸化物→化合物→単体→気体であることを意識していくと慣れやすいですよ!

化学反応式は基本暗記しない

とくに無機化学の教科書で出てくる大量の化学反応式は丸暗記しないでください。大変ですしね。酸化還元反応や沈殿物生成反応といった理論化学で学ぶことを使えば基本的に導き出せますよ。色とかは暗記ですが。

とくに力学は演習で理解を深めていく

物理(とくに力学など)は、基礎が一通り終わったなと感じたのであれば、入試問題にさっさと取り組んでみてください。入試問題には、物理の本質を問う問題が多いので理解があやふやだとなかなか解けません。でも、それでいいのですよ。分からなかったらその都度理解を深めていけばよいだけですからね。ただし、分からなかった問題を放置していてはいけません。理解が不足していたところを明らかにしてそれを改めていかなければなりませんよ。

力学の解き方

重力や遠心力といった場にはたらく力以外の力は接触しているところにはたらくのが原則です。触れていないところからは力を受けません。慣れないうちは物体1つ1つに注目して、その物体と接触しているものから受ける力を全て漏れなく書き出します。その後に、重力や遠心力などを考えていくようにしましょう。

微積物理なら機械的に解ける

微積物理であれば、単振動の問題を機械的に解けるようになります。色々考えずともただ力を書き出して運動方程式を立てるだけで単振動の問題がスラスラ解けるようになりました。また、回路(とくにコイルが入る場合)問題にも応用できます。

基本的に、運動方程式に変数が入ってきたら、まあ単振動ですね。

ma=-kx(a:加速度、x:変位、k,mは定数)

つまり、m d2x/(dt)2=-kxということですね。加速度とは、速度vを時間tで微分したもので、速度vとは変位xを時間tで微分したものでした。だから、変位xを時間tで2回微分したものが加速度です。それを、d2x/(dt)2と表現します。

このような形の微分方程式(微分が入った方程式のこと)の一般解はx = c+Asin(ωt)+Bcos(ωt)となります。これだけ覚えてください。c,A,Bは定数です。ωは角振動数で、ω=2π/T(T:周期)のことです。x = c+Asin(ωt)+Bcos(ωt)…(1)をtで微分すると、v = ωAcos(ωt)-ωBsin(ωt)…(2)ですよね。この2つの式を使って、定数c,A,Bの値を具体的に求めていきます。

例えば、単振動運動でv=0となるとき(振幅の両端)のtを求めて(2)式に代入したり、x=0となるときのtを求めて(1)式に代入したりします。このように、容易にtを求められるときのxやvの値を具体的に見つけて(1),(2)式に代入していき、定数c,A,Bの値を明らかにします。それができれば、一般式が分かったことになります。そうすれば、tがいくつのときの速さだろうが、計算すれば済む話ですから。

古典は英語と同じと考えよ

古典(古文、漢文)は英語と同じ外国語だと考えてください。ですから、単語と文法をマスターしておくことが当然必要になってきます。

現代文を論理的に解けるようになる勉強法

古語は単語集1冊で十分

古文単語は主に3種類あります。1つ目は「現代語と同じ意味の単語」、2つ目は「現代語にはない単語」、3つ目は「現代語と意味が異なる単語」です。このうち、2つ目と3つ目を集中的に覚えることが必要となってきます。まあ1つ目が不要なことは説明するまでもないでしょう。

市販されている古文単語集はその条件を満たしているので、単語集を1冊覚えれば十分です。ただし、英単語と同じように、その単語の「ニュアンス」を意識して覚えるようにしてください。単語と和訳のみを1対1対応で覚えてしまうと、それ以外の解釈ができにくくなりますからね。

主語を意識すること

文法も当然大切です。「已然形+ば」といった文法問題対策だけでなく、読解のためにも必要な知識だからです。例えば、敬語。使われている敬語の種類(尊敬語、謙譲語など)によって、会話主と話し相手を判別できます。実は、古文は主語がよく省略されるので非常に厄介です。誰が何しているんだかよく分からなくなります。それを防ぐためには、常に主語を意識しておくことが必要で、敬語の知識はそれに一役買ってくれるわけですね。

漢文の場合、文法というよりも句法(再読文字など)ですかね。頻出の句法の形や書き下し、意味などを覚えておけば、その句法が現れたときに安心できます(笑)。

恋愛関係の古典常識は知ってて当然

「垣間見」のような昔の文化に関する知識がないと、本文を的確に理解できなくなる事態に多々陥ります。昔の文章は「恋愛」に関する話が非常に多い(百人一首の詩の内容なんて恋愛か不倫がほとんどですよ(笑))ことも踏まえますと、最低限、恋愛に関する古典常識くらいは身に付けておくとよさそうです。ちなみに、漢文の古典常識はあまりないと思いますので、気にしなくてよいでしょう。

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